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プロフィール
岩崎綾之
つくば市茎崎在住の社会人。普段の仕事は地元での工場勤務。請負社員やってます。副業としてノベルゲームの原稿書きのアルバイトもやっているけれど、小説形式のRPGというマイナーなジャンルなので知名度はイマイチ。仕事休みの日は映画を観に行ったりカラオケに行ったりすることが多かったけれど、2007年秋から地元の在日難民支援NPOの活動に関わるようになり、今ではそっちの会報の原稿を書いたりすることもあり。2008年10月よりどういうわけか劇団バリリー座に参加し、人手不足から役者を務める羽目に。それがこのブログを立ち上げたそもそものきっかけ。

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Posted by つくばちゃんねるブログ at

2011年05月31日

5月29日、水戸へ

 
 去る5月29日、台風の影響で荒れ模様の天気の最中、私が水戸へ出かけたのは、水戸の演劇仲間の芝居を観にいくためだった。
 芝居は水戸の町中にある小さな稽古場で、ささやかに行われた。上演時間は1時間足らずの短い芝居だが、3月11日の大震災の後、水戸の演劇活動は久しく中断していたのだし、芝居を観た後にはこれでようやく水戸演劇の復興が始まるのだなと、改まった気持ちになった。


 芝居の後、水戸の街中を散策してみた。水戸駅の北側は高台にあるせいか、地震の被害は思ったよりも目立たない。懐かしい水戸芸術館にも立ち寄ってみたが、以前から告知されていたようにまだ復旧工事中だ。敷地内はひっそりと静まり、人影も見当たらず、空虚な感じがした。


 駅の南側を歩いてみると、こちらにはまだ震災の爪跡が生々しく残っている。3月11日から1ヶ月後の4月11日も大きな余震があったそうで、地震の揺れはむしろこちらの方が大きかったとも聞く。この辺りはもともと千波湖が広がっていたのを埋め立てた土地だったらしいが、そのせいで液状化の被害が大きく出たのかもしれない。交差点では地面の沈下で相当な量の水が溜まり、車が派手な水しぶきを跳ね上げて走っている。家の土台だけが沈下せず、回りの地面から浮き上がっていたり、建物と地面の間に隙間が出来てしまった箇所も目立った。歩道の状況も悪く、凹凸が出来て歩きにくい。震災後の補修で取り除かれたとおぼしき石のタイルが、歩道沿いにまだ積み上げられたまま残されている。陰気な天気のせいもあってか、歩くうちに沈痛な気分になってきた。
 水戸市役所の近くにはお気に入りのアイリッシュ・パブがあったのだが、久々に飲みに行こうと思って行ってみると店の入居ビルが改装工事中で、店が見当たらない。仕方なく駅近くのサイゼリアで一杯やる。このサイゼリアは水戸演劇学校の打ち上げが行われた店で、私にとっては思い出の場所なのだが、かつて賑やかなパーティーが行われた大部屋は節電で暗く、店もあまり客が入っていない。空虚な気分にひたりながらワインとピザで腹ごしらえしてから、すぐ近くにあるシネコンへ映画を観に行った。
 『ブラック・スワン』──水戸で観ようと思っていた映画で、映画が始まるやすごく入れ込んで観てしまった。バレエ界を舞台にした映画だが、やはり舞台芸術ということで自分のやっている演劇にも通じるものがあり、突き放して観られないところがある。クライマックスで披露される、ブラックスワンのダンスは見事で、あのシーンが未だに脳裏に焼きついている。
 映画を観た後、またサイゼリアへ行ってワインとパスタで腹ごしらえして、水戸発の上り最終電車で帰宅した。
 大震災の後、初めて訪れた水戸。芝居と映画とで高揚感を味わいながらも、現実の街の有様を見て喪失感と空虚感とに襲われ、全体的に気疲れした一日だった。しかし、再生はこの日より始まる。そんな特別な一日だ。  

Posted by 岩崎綾之 at 20:40Comments(1)水戸ネタ

2011年05月17日

筑波山の麓で田植え

 はい、また恒例の田植えイベントがやって参りました。
 障害児支援と有機農業のNPO、自然生クラブが筑波山の麓にある田んぼでやっている、田植えと田楽舞のイベントです。
 私と自然生クラブさんとのお付き合いは、そうですね~。かれこれ1年半くらいになるでしょうか? 一昨年、クラブが秋の芸術祭を開いた時、筑波道の途中にある田井ミュージアムまで自転車で出かけ、作品展やお芝居を観てきたのが馴れ初めです。
 で、去年の5月。自然生クラブが田植えイベントをやっているよ、という話を聞いた私は、じゃあ田植えに挑戦してみるかと思い立ち、地下足袋買ってクラブの田んぼへ出かけました。ところが現場へ着いたのはいいけれど、虫だらけの泥田に恐れをなして、結局田んぼへは入らずに畦でずっと見学することになってしまいました。だって有機農業は農薬使わないから田んぼに虫が出るんですよ~。水面をすいすい泳いでいるアメンボぐらいならまだ可愛げがあるけど、田んぼの水をよく見るとニョロニョロ泳いでいく細長いものが‥‥。げぇーっ!! これって蛭(ヒル)じゃん!? 一瞬、昔見た恐怖映画か何かのシーンが脳裏を過ぎります。ドロドロの沼地に体がどっぷり漬かってしまい、沼地から上がってみると体中に無数の蛭が‥‥うわあああああっ!! でも子供達はそんな田んぼでも面白がって、素足でじゃぶじゃぶ入っていきます。子供達にとっては泥んこ遊びみたいなもんなんでしょう。で、蛭に血を吸われたくなかった私は、ずっと畦に立ちすくしたまま田植えの終わるのを待ち、それでも出されたお昼ご飯だけはしっかり食べて帰ってきました。
 それが去年のお話です。
 そして今年、私は農業用のゴム長靴を買って、自然生クラブの田んぼに向かいました。





 実は昨日、つくば市のさる公園で開かれたリレーフォーライフに参加して、疲れの溜まっていた私は寝坊して、田んぼへの到着が1時間ほど遅れてしまいましたが、クラブのスタッフの方も参加者の方も笑顔で迎えてくれました。今回も去年と同様、一反歩くらいのたんぼに60~70人くらいの人が集まって田植えです。私の後からも学生の一隊がマイクロバスでやって来て、いや賑やかですこと。
 私はゴム長靴に履き替えると、中高年のおじさんとペアを組んで田んぼに入りました。
 田んぼは文字通りの泥田で、長靴が泥の中に20cmくらいズボッとめり込みます。いったんめり込んだ足を引き揚げるのにかなり力がいります。一歩一歩歩いていくだけで重労働って感じで。田植え機とか機械使えば楽にできるんでしょうけど、クラブの田んぼは人海戦術の手植えです。やっと1列10mばかりを植え終わると、おじさんと私は休憩を取ることにして、後はのんびり田植え見物です。
 やがてお昼の時間になりました。
 実言うと、私は田植えよりもこっちの方が楽しみだったりして。
 お昼のメニューは、おむすび、から揚げ、タンドリーチキン、サラダ、煮物、スイカにミカンにリンゴ、それにゆで卵。でも、おむすびは1人2個までで、から揚げは3つだけ。「物足りないな~」と思いながらあっという間に平らげて、田んぼの回りをぶらついていたら、配食係さんの大声が聞こえました。
「全員に食事が行き渡りましたので、これより御代わり解禁で~す!」
 やったぁ! ‥‥あ、でもさっき使った紙のお皿と割り箸、ゴミ箱に捨てちゃったよ~。エコの神様、ごめんなさ~い。と思いつつ、私は新しいお皿と割り箸をもらって御代わりもらいました。多分、1人で2人分か3人分は食べたかもしれません。ごちそうさまでした。ご飯を食べた後は自然生流の田楽舞を見物しつつ、時々まだ残っている唐揚げやフルーツをつまみ食いしながら、のんびりした時間を過ごしました。
 多分、来年もまた参加します。  

Posted by 岩崎綾之 at 06:59Comments(0)イベント

2011年05月17日

リレー・フォー・ライフに行ってきました

 5月14日に開かれたリレー・フォー・ライフに行ってきました。
 会場はつくばEXの研究学園都市駅に近い公園です。
 がん患者の支援のために、5年前から開かれているというイベントですが、初参加の私の印象では、肩の張らないのんびりしたイベントという感じがしました。
 私が会場に到着したのは、開会式が行われる少し前の午後4時45分頃。ちょうど応援参加のソーラン隊がアトラクションをやっていて、なぜか茨城のヒーロー・イバライガーもやって来て子供達と一緒に記念撮影をしていたり。ただ全体的に、派手なアトラクションや演奏は少なく、これはやはり実行委員会のホームページで告知されていたように、震災のことを考慮して自粛したためでしょうか? そんな中でも子供達は、日本中にはびこる自粛ムードなどお構いなしに元気にはしゃぎ回っています。私としては、もう少し元気なイベントにしても良かったかな? と思いました。
 開会式では筑波大学の先生に、つくば市の大病院の先生に、日本対がん協会の先生など、すごい肩書きを持っている方々が入れ替わり立ち代り挨拶をされました。続いてエコバルーンのリリース。エコバルーンとは白い鳩の形をした風船なので、リレー・フォー・ライフの協賛企業の提供だそうですが、それにしてもこの風船のどこがエコなのでしょうか? もしかして光分解性のプラスチックとかで作られていて、森に落ちても大地に吸収され、海に落ちてウミガメに食べられてもきちんとお腹で消化されちゃうようにできてるんでしょうか? 興味があるので後で調べておきます。



 で、晴天だった当日も午後5時くらいになるとだんだん雲ってきたのですが、西の空だけは晴れていて夕日が差し、バルーンが一斉にリリースされると、うまい具合に東からの風が吹いていたものだから、夕日の差す西へ西へさぁーっと流れていきます。会場には神秘的な癒し系のBGMが流れていましたが、その音楽の効果もあってか、風に乗って陽光の中へ消えていく白いハト風船の群れが、とても神々しく見えました。




 反対側の東の空を見ると、ほんのお湿り程度に降ってきたにわか雨が、沈みゆく太陽の光を受けてうっすらと虹がかかっています。
「あっ、虹だ!」
 気がついていた人から声が上がります。
「ステージの後ろをご覧下さい。うっすらと虹がかかっています。自然もこのイベントを祝福しているようです」
 そんなアナウンスまで流れてきました。天気といい風向きといい虹といい、どこか出来すぎな? と言ったら失礼かもしれませんが、自然との絶妙なバランスがすごい効果を生み出したなと思いました。こういうシーンは観ようと思ってもなかなか観られません。
 続いてリレーが始まります。公園に設けられたお散歩コースを、参加者がリレーをつないで延々と翌日の朝まで歩き続けるのです。とても気の長いイベントです。もちろん休息もアリだし仮眠も取れるし、スポーツマッサージのサービスを受けられるコーナーも準備されています。
 リレーはチーム単位で参加する方も多く、中には個人の参加者も受け入れてくれるチームもあるというので、私はそのうちの1つに入れてもらいました。ところがこれが、すごくがんばって歩いちゃうチームで、一緒に歩いていく人を次々と追い越していきます。まあ、私は筑波から水戸までの約60キロを自転車で往復しちゃうようなことをやっているし、長歩きはそんなに苦でもないんですが、我らがチームを追い越していくのは若さに任せて走っていく医療学校の学生くらい。これじゃがんばりすぎだと、チームの人達も苦笑しています。
 コースは1周が約500m。コース沿いには応援メッセージの書かれた紙製のルミネが並んでいて、サックスやコーラスの静かめな演奏があったり、メイド服のお姉さんが発光するグッズを売っていたりで、ずっと歩きっぱなしでも辺りを見ているとそんなに飽きがきません。歩きながら私はチームの方と話をしたり、他の方々の話を聞いたりしていましたが、話によるとこのチームはガン闘病記ブログのつながりから生まれたチームということです。ブログの名前も教えてもらったので、後でチェック入れておきます。
 夜の8時半を周り、コースを25周した頃合に、私はチームの皆さんに別れを告げて会場を去りました。明日には自然生クラブの田植えイベントがあり、流石に朝まで歩き続けるわけにはいきませんもの。ウォーキングが終わった後、私はマッサージのコーナーに寄って、医療学生のボランティアの方にマッサージをしてもらいました。いゃあ、マッサージしてもらうって気持ちいいなぁ~。背中のマッサージはくすぐったかったけど。
 このイベント、多分来年も参加します。  

Posted by 岩崎綾之 at 06:52Comments(0)イベント

2011年05月13日

リレー・フォー・ライフ 2011in茨城 に参加します

『リレー・フォー・ライフ2011 in 茨城』開催概要

日 時:平成23年5月14日(土)15:00受付開始 17:00開会式~15日(日)10:30閉会式
場 所:研究学園駅前公園(つくば市葛城根崎 160-2)
参加費:1,000円(ただし、がん経験者および中学生以下は無料)

 リレー・フォー・ライフは、がん患者を支援するチャリティーイベントです。「がんは24時間眠らない」との意味合いから、参加者は夜通しリレーをつないで会場を歩き、患者を支援し共に生きることをアピールします。震災と原発事故の影響で規模は縮小されましたが、イベントそのものは予定通り行われます。

 福島第1原発事故で放射能汚染が広がり、今後数年の間にガン患者が急増することが心配されています。私もガン対策のことで色々と情報を集めていたのですが、ネットワークを広げていくいい機会になりそうなので、このイベントに参加することにしました。

 地元・茨城のミニコミ紙、常陽リビングのサイトにもイベントの紹介文があるので、ご参考までに。

  http://www.joyoliving.co.jp/topics/201104/tpc1104084.html  

Posted by 岩崎綾之 at 07:09Comments(0)ボランティア