2009年04月20日
劇団新和座の旗揚げ公演『王女メディア』
これは東京・阿佐ヶ谷の劇場・かもめ座で開かれた旗揚げ公演。
なんでこれをわざわざ観にいったかというと、たまたまお呼びがかかって出向いたラジオつくばのスタジオに、なぜかこのチラシが置いてあってからで。うちの所属する劇団・バリリー座と同じく旗揚げ公演ってことで、それにスタジオにお邪魔したその日の昼間に行ってきた井の頭公園に近い場所ということで、妙に心惹かれるものがあった。
それにしても、旗揚げ公演でギリシアの古典劇をねぇ‥‥。
‥‥で、観てきたよ。
ムチャ、すげぇ。
セリフが早回しだったり、途中でつかえたり、細かい点でアラはあったけど、それを補って余りある大熱演! 観てよかった~。これが前売り券1000円のリーズナブルなお値段で観られるなんて、お財布のほうも満足感たっぷり。
主役の王女メディアがねぇ、すげぇんだよ。ここまで殺しまくる悪女なんて、私の知ってる最近の人じゃあの連合赤軍の永田洋子くらいだぞ。それにしても飽きないもんだね~人間って。はるかギリシアの時代から、裏切りと殺し合いそればっかり。
でもね。今回、上演された劇って、悲劇は悲劇なんだけど、日本人好みのソフトな演出がなされていた感じで。なんなんだよ~あのラストのシーンは~! 考えようによっては救いがあるんだけど、なんだかあのラストだけ浮いちゃってるぞ~。となれば古代のギリシアで演じられていたオリジナルがどういう劇だったか、知りたくなってきた。にしてもああいう悲劇が流行る古代のギリシアってのは、どういう社会だったんだ? よっぽど病んだ社会だったのか? そりゃこれまで本とか色々と読んでみると、自然科学や哲学が発展する反面、戦争と権力闘争が絶えなかったようだし。輝かしいギリシアの民主主義も末期には衆愚政治に陥っていたし。でも考えてみるとシェイクスピアだって、有名なのは喜劇よりも悲劇だ。リア王、マクベス、オセロ、ハムレット、それにロミオとジュリエットか。う~ん。人間ってのは喜劇よりも悲劇を好むものなのかね~?
なんでこれをわざわざ観にいったかというと、たまたまお呼びがかかって出向いたラジオつくばのスタジオに、なぜかこのチラシが置いてあってからで。うちの所属する劇団・バリリー座と同じく旗揚げ公演ってことで、それにスタジオにお邪魔したその日の昼間に行ってきた井の頭公園に近い場所ということで、妙に心惹かれるものがあった。
それにしても、旗揚げ公演でギリシアの古典劇をねぇ‥‥。
‥‥で、観てきたよ。
ムチャ、すげぇ。
セリフが早回しだったり、途中でつかえたり、細かい点でアラはあったけど、それを補って余りある大熱演! 観てよかった~。これが前売り券1000円のリーズナブルなお値段で観られるなんて、お財布のほうも満足感たっぷり。
主役の王女メディアがねぇ、すげぇんだよ。ここまで殺しまくる悪女なんて、私の知ってる最近の人じゃあの連合赤軍の永田洋子くらいだぞ。それにしても飽きないもんだね~人間って。はるかギリシアの時代から、裏切りと殺し合いそればっかり。
でもね。今回、上演された劇って、悲劇は悲劇なんだけど、日本人好みのソフトな演出がなされていた感じで。なんなんだよ~あのラストのシーンは~! 考えようによっては救いがあるんだけど、なんだかあのラストだけ浮いちゃってるぞ~。となれば古代のギリシアで演じられていたオリジナルがどういう劇だったか、知りたくなってきた。にしてもああいう悲劇が流行る古代のギリシアってのは、どういう社会だったんだ? よっぽど病んだ社会だったのか? そりゃこれまで本とか色々と読んでみると、自然科学や哲学が発展する反面、戦争と権力闘争が絶えなかったようだし。輝かしいギリシアの民主主義も末期には衆愚政治に陥っていたし。でも考えてみるとシェイクスピアだって、有名なのは喜劇よりも悲劇だ。リア王、マクベス、オセロ、ハムレット、それにロミオとジュリエットか。う~ん。人間ってのは喜劇よりも悲劇を好むものなのかね~?