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プロフィール
岩崎綾之
つくば市茎崎在住の社会人。普段の仕事は地元での工場勤務。請負社員やってます。副業としてノベルゲームの原稿書きのアルバイトもやっているけれど、小説形式のRPGというマイナーなジャンルなので知名度はイマイチ。仕事休みの日は映画を観に行ったりカラオケに行ったりすることが多かったけれど、2007年秋から地元の在日難民支援NPOの活動に関わるようになり、今ではそっちの会報の原稿を書いたりすることもあり。2008年10月よりどういうわけか劇団バリリー座に参加し、人手不足から役者を務める羽目に。それがこのブログを立ち上げたそもそものきっかけ。

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Posted by つくばちゃんねるブログ at

2009年06月21日

水戸市民演劇学校これで10回目

毎週土日は水戸市民演劇学校の授業がある日。
早いもので、今日で10回目の授業だ。
7月中には演劇学校関係者の前で上演する劇が予定されていて、そのために渡された脚本は、ロシアの劇作家チェーホフの作である『結婚披露宴』。で、今日は誰がどの役をどんなふうに演じるのかを決めるオーディションの日だったのだが。

1回目のオーディションで生徒それぞれが役を選び、台本のセリフを読んで聞かせたその後で、講師の長谷川さん曰く。
「今のでそれぞれの人柄は分かったけれど、どんな劇をやりたいのかが分からない」

だから練習してからもう一回、オーディションをやることになった。
最初のうち、みんなはリハーサル室の床に座って、黙って脚本を読んでいたのだが、それを見て長谷川さんが言った。
「ダルマじゃないんだから、立って声を出して読みなさい。時間があるなら少しでもセリフをしゃべった方がいい」
とか。

それでみんなで延々と声を出し続けること15分。その後で2回目のオーディションをやったら、その結果を評して長谷川さんが言った。
「第1回目よりずっとよくなった。これに要した時間はたったの15分。第1回目の時も最初の15分、今のように集中して練習していれば、同じだけの結果が出せたはずだ」

そういう話から始まって、車座になったみんなの前で長谷川さんが語ってくれたのは、稽古場では緊張感を持つべきだということ。日常の感覚のままで練習に臨んでいては流される、それも日々の努力ではなく日々の惰性の方に。

それからこんな話もしてくれた。
「演劇をやるのが好きなのは、別の自分になれるからと言う人がいるけれど、別の自分になんかなれっこない。だけど、これまで知らなかった別の自分になら、なることができる。だけど新しい別の自分になるためには‥‥」

‥‥ええと、何だっけ? 話してくれた言葉を正確には思い出せないけど、常に緊張感をもって集中して日々の練習に取り組むことが必要だ、といった内容だった。そして表現すべきものは今の自分の中にはない。日々の繰り返しの中ではっと気づいたこと、これは何だろうという問いを突き詰めていって捉えたものを表現すべきなのであって、新しい自分というものはそこから生まれる。‥‥という、そんな話だ。努力を怠って惰性に流れると表現力は腐っていく‥‥とかいうことも語っていた。

う~ん、記憶を頼りに書いているんだが。どうもあやふやになってしまうな。もう明け方の5時過ぎか。今日は昨日のオーディションの続きだ。また水戸に行くぞ。

そうだ、たった今、演劇学校のフリーメール読んで思い出した。「自分のベストを尽くす!ベストをだすことで別の自分がみえる」、大事なのはこれだ。  

Posted by 岩崎綾之 at 05:29Comments(1)水戸市民演劇学校