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プロフィール
岩崎綾之
つくば市茎崎在住の社会人。普段の仕事は地元での工場勤務。請負社員やってます。副業としてノベルゲームの原稿書きのアルバイトもやっているけれど、小説形式のRPGというマイナーなジャンルなので知名度はイマイチ。仕事休みの日は映画を観に行ったりカラオケに行ったりすることが多かったけれど、2007年秋から地元の在日難民支援NPOの活動に関わるようになり、今ではそっちの会報の原稿を書いたりすることもあり。2008年10月よりどういうわけか劇団バリリー座に参加し、人手不足から役者を務める羽目に。それがこのブログを立ち上げたそもそものきっかけ。

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Posted by つくばちゃんねるブログ at

2015年03月03日

恋のやまひ

なんてこった。『十二夜』水戸公園から2週間ちょいしか経ってないのに、もう芝居を5本も見てる。

2月20日  ピープルシアター公演 『金色の翼に乗りて』 at シアターΧ
        新宿梁山泊公演 『ハムレット』 at 芝居砦・満天星

2月26日  N.K.project 公演 『この道はいつか来た道』 at アトリエ第7秘密基地

2月27日  楼蘭公演 『純血奇譚』 at 王子小劇場

2月28日  劇団ロオル公演 『ROCK』 at 高円寺明石スタジオ
        楼蘭公演 『純潔奇譚』 at 王子小劇場 (リピート観劇)

ざっとこんな感じだ。

思えば『十二夜』公演直後はハードスケジュールが祟って身も心もボロボロって有様だった。心の傷は演出からさんざんダメ出しくらってグサグサやられたのが圧倒的だったけど、恋の矢だって何本か突き刺さってるはずだ。俺は傷の痛みを紛らわしたいこともあって、観劇にのめりこんだ。だけどハムレットを観たのはヤバかった。

そうだ、東京の中心部から離れた辺鄙な場所にある、まるで秘密のアジトみたいな小劇場、芝居砦・満天星で観たハムレットだ。観客席の最前列に座っていた俺は、気のふれたオフィーリアから白い花をプレゼントされてしまった。客いじりだよ。舞台に立つオフィーリアは、俺ににっこり微笑んで、俺の手に白い花を握らせてくれたんだ。純白の白い花を見ながら俺は思った。この花の茎を胸に突き刺せば、心臓の血を吸い取って真っ赤に染まるんじゃないかと。

ああ、でもそのあとで彼女は‥‥だめだ、書けない。思い出そうとすると涙ぐんでしまう。芝居好きなら、この後でオフィーリアに何が起きたかわかるたろ? 分からなければ勉強してくれ。とにかく俺には書けない、書けないんだ。恋に傷ついた俺の心はまたしても傷を負ってしまった。まるでナイフでグサリと刺されたみたいに。

ちくしょー、ハムレットはろくでもないヤツだ。こんな芝居を書いたシェイクスピアはひでぇヤツだ。ハムレットのバカヤロー! シェイクスピアのバカヤロー!

そしてついこの前の金曜と土曜、王子小劇場で観た楼蘭の『純血奇譚』で、俺の心は完全にトドメを刺された。

金と時間があれば、もう1回観られたのに‥‥。

愛って残酷だ‥‥。

愛のせいで、俺は、俺は、俺は‥‥。



‥‥俺はもうダメだ。  

Posted by 岩崎綾之 at 17:25Comments(0)演劇

2015年02月22日

『十二夜』 in 水戸 公演終了

2月15日、楽日の公演が終わって1週間が経過。思えば1ヶ月以上もブログの更新がずっと滞ってたのは稽古に追われてブログどころじゃなかったからで、特に公演期間中は毎日が修羅場と飲み会の連続みたいなもんだったし、おまけに休演日には夜勤のバイトまで入れてたからもうてんやわんや。終わった後の打ち上げは満身創痍で飲んだくれているような状態で、リハビリに1週間費やして、やっと元気になった感じ。一時は、もう芝居も酒もこりごりだよ~、な状態だったのに、一昨日は東京で芝居を2本を観て、ついでにイタリアンレストランで酒飲んできたし、昨日は自転車に乗って筑波まで行って、障碍者支援のイベントに顔出したついでにまたもイタリアンレストランで酒飲んで映画見てきた。んで、今週も東京に芝居を観に行つて、サイゼリヤあたりで飲んでるはず。懲りないヤツめ。

ともあれ、大した事故も病気もなく、無事に公演すべてを終えることができて何よりです。関係者の皆様、お疲れ様でした。観に来ていただいたお客様、ありがとうございました。  

Posted by 岩崎綾之 at 14:45Comments(0)演劇

2014年12月30日

言い訳

うわ、気がついたら年末じゃん?

で、あっちの発表のほう、前回のブログで正式発表するって書いたのに、全然書けてない。

気がついたら初日の顔合わせが終わって、

気がついたら記者発表が終わって、

気がついたら今年最後の稽古が終わって、

気がついたら、今日は12月の30日。

いや、だって、色々忙しかったし。

パートタイマーでやってる工場の夜勤が終わるとそのまま水戸へ行って芝居の稽古して、

稽古が終わると、ちょっとだけ睡眠とってまた夜勤、

行きと帰りの電車ん中で寝ようとしても眠れなくて、この前なんか睡眠時間が2時間とか。

で、稽古のほうが正月休みに入ると、憂さ晴らしに東京へ遊びに出かけて、ダンスを観たり、飲んだり、食べたり、映画を観たり。

この前の金曜夜には池袋の新文芸坐のオールナイトでホラー映画を5本まとめて観てましたわ。

で、じつわ今夜も夜勤だったり。

そういや、年賀状まだ書いてないや。年賀状まだ買ってないや。

ま、いいか。来年になってから書けば。






あ、そうそう。来年、舞台に出ます。

森新太郎演出『十二夜』。

http://arttowermito.or.jp/theatre/theatre02.html?id=659

詳しい話は来年にでも。  

Posted by 岩崎綾之 at 15:48Comments(0)演劇

2014年12月15日

気分はダイ・ハード!?

ほら、あれだ。ダイ・ハード2のキャッチコピー。

「また、戦場へ来てしまった運の悪い奴」

ブルース・ウィリス演じる運の悪い刑事ジョン・マクレーンが大規模テロの現場に放り込まれてしまい、周りはテロリストだらけというあの状況、今のオレ様もあれみたいな感じ。つまりだ、その‥‥。



オレ様、オーディションに受かってしまった運の悪い奴。

周りはプロの俳優だらけ。

うわっ! オレは何でこんなとこに来ちまったんだよぉ~!




‥‥なんてしょーもないカキコしてる場合でもないんだけど。

もう後戻りできない状況になっちまったんで、内心ハラハラドキドキだったり。



正式発表は明日の夜あたりに。いちおう。  

Posted by 岩崎綾之 at 19:44Comments(0)演劇

2014年12月14日

不幸を絵に描いたようなお芝居 その2

はい、前回の記事に引き続き、今回も不幸を絵に描いたようなお芝居の話です。
しかも不幸レベルは前回の比じゃありません。だって、学校で同級生を刺し殺しちゃった女子中学生のお話なんですから。
まずは、これ見てください。劇団サイトに紹介されてますから。

http://www.jacrow.com/
http://jacrow.jugem.jp/?eid=731

フライヤー、ご覧になられましたか?
念のために言っておきますけど、包丁握りしめている血まみれセーラー服少女が主役じゃありません。
主役はコンビニ袋を片手にぶら下げた、元気なさそうなオヤジです。

フライヤーからして挑発的ですね。世の中に喧嘩売ってるっポイですね。自分、某所でこのフライヤーを手にしたばっかりに‥‥観に行っちゃいましたよ、この芝居。観たのはもう1週間以上も前になりますね。12月5日、バイトの帰りに東京・新宿で観てまいりました。

うわあああああああ~! なんだよこれぇ~!

不幸な芝居って言ったって、息抜きの場面とか笑える場面とかが適度に挟まっていれば、お気軽に観られるもんだけど、この芝居ときたら‥‥たとえて言うならチョコレートから砂糖とミルクを抜いて、苦いモノだけガツガツ食わせてくるような、キョーレツな芝居。
「何でこっちまで、こんな痛い思いして芝居を見なくちゃなんないんだよ~!!」
と言いたくなるような。
でも、オレ様、そういう芝居って結構観てるもんね~。某モリシンが某モナカ興業でやった「43」とか「旅程」とか。そういや今年、某・東京アンサンブルが某・ブレヒトの芝居小屋で上演した「無実」も、殺人と自殺の話だったし、痛いほど強烈だったな。なんでオレ、そういう芝居ばかり見たがる? オレってマゾ?

え~、芝居のタイトルになっているPRESSという言葉には、出版物とかマスコミとかいう意味以外にも、圧力という意味がありまして。殺人事件の舞台になった学校に、殺人犯の父親になってしまったオヤジの家庭に雑誌記者が押しかけてガシガシ問い詰めます。
「学校はいじめを把握していなかったんですか!?」
「学校の責任を認めるんですか!?」
「殺人事件の原因は家庭にあったんじゃないんでいか!?」
「あなたは父親の責任を果たしていたんです!?」
もうつるし上げです、糾弾です、リンチです、言葉ってほんとに暴力です。とにかくプレスはひたすら加害者を追い詰めます。その結果……。

結末書きたいけど、ネタバレになるから書きません。でも、超悲惨で不幸のどん底を突き抜けてさらなる闇に落ちていくような、そういうラストが待ってます。たぶん、劇団からDVDが発売されるだろうから、もしも興味がおありでしたらそのうち発売されるだろうDVDをご覧になってください。観ていたオレ様は頭が痛くなって気分がクラクラしてきました。え? それは芝居観る前に近くのサイゼリヤで飲んできたワインのせいだろうって? 飲んだくれて芝居なんか観ないで、もっと真剣に観ろって? なんかそんな圧力がかかりそうでコワいです。  

Posted by 岩崎綾之 at 19:37Comments(0)演劇

2014年12月06日

不幸を絵に描いたようなお芝居 その1

んで、話の続きだ。

セブンイレブンで予約し損ねた芝居のチケット、当日券を買うことにして劇場へ足を運んだ。実は観劇日の12月4日が初日だった。
その劇場というのが東京・築地のブディストホール。なんとお寺さん付属の小劇場で、築地本願寺の敷地内にある。
最初、場所が分からなくて迷ったよ。本願寺のでっかいお堂の回りを一巡した挙句、出入口でお仕事してる警備員さんに聞いたら、親切に教えてくれたよ。本願寺のでっかい建物の2階にあった。さすがお寺さんで、看板とかノボリとか役者の顔写真とか一切なし。お寺の厳粛な雰囲気を派手派手な宣材で壊さないようにという配慮なのだろう、きっと。開場1時間前に劇場受付にいったら、まだ席に余裕があったんで、無事に当日券を手に入れることができた。よかったわ~☆

劇場入り口には品の良い喫茶店があったんで、そこでモナカとほうじ茶のセットを頼んで暇つぶし。そしたらお客さんが来るわ来るわ、みんなまじめに列作って並んでる。すごい人気だね。

そうそう、肝心の芝居のタイトルだけど、

「CHANGING~二つの行方」

という、東京のイケメン演劇ユニット 「NAKED BOYS」の公演だ。出演者は全員がイケメンの若手俳優で、当然ながら?お客さんも女性が圧倒多数。そん中にオレみたいなヤローどもがちらほら混じってる。

芝居の中身はというと、これが絵に描いたような不幸な若者のお話で、不治の病にかかってしまい、自暴自棄になって酒とクスリに溺れてしまい、最後はボロボロになって死んでいくという‥‥。

でも、不幸を絵に描いたようなシーン以外にも、笑えるシーンとか、しんみりと見せるシーンとか、ほつとする人の温かさを感じさせるシーンとか、巧みに組み合わせているんで、観た後の印象はそんなに暗くない。ラストだって、「あんな可哀想な死に方をしたタケシ君も、かけがえのない思い出を残してくれた」みたいな、桜が散るようなきれいな終わり方だったしね。そういや芝居の後のトークショー、出演者全員が主役を囲んで、「主役が可哀想になってくる」みたいなこと笑いながら言ってた。あれは笑えた。

まあ、でも、今回の観劇、芝居だけじゃなくて、会場の印象も手伝ってくれて、いい思い出になってるね。こんな場所にこんな品のいい劇場があって、こんなに気持ちよさそうな喫茶店があって、楽しい思い出ができてよかった~☆ 生写真も買っちゃった~☆ みたいな。そういえば、モナカ食べつつほうじ茶飲みながら観ていた喫茶店のテレビでは、満蒙開拓団の特集番組やってた。気になるんで後で調べとこ。  

Posted by 岩崎綾之 at 11:03Comments(0)演劇

2014年12月01日

チケット予約取り損ねたぁ!

某・“恋敵”が出演する芝居の情報を嗅ぎつけて、昨日ネットで予約して、今日セブンイレブンでお金払って受け取るつもりでいたら‥‥予約の有効期限、昨日で終わってた。ぢくじょ~!!!! ぬかったわ!! こーなったら当日券狙いだわ。  

Posted by 岩崎綾之 at 16:20Comments(0)演劇

2014年09月14日

死ねない羊娘たち

俺はすっかり人生に嫌気がさして、現実逃避するために星のホテルに泊まり続けていた。

ある日、散歩から帰ってくると、俺の泊り部屋に勝手に居座っている連中がいた。

メェメェ泣いてる羊娘が二人、彼女たちは不幸なレズビアンのカップルだった。

自分たちの存在を社会に受け入れられず、すっかり傷つき疲れ果てた二人の可愛い羊娘は

メェメェと泣いてはスーハースーハーと過呼吸を繰り返して心中しようとするのだが、

何十回・何百回と過呼吸を繰り返したところで死ねやしない。

それでも死ぬことばかり考えて、メェメェ泣きながらスーハースーハーと過呼吸を繰り返す。

永遠に繰り返されるかと思われる悲しく虚しい行為の間中ずっと、二人の羊娘たちはお互いのことばかり見つめたままで、

部屋の隅でじっと見ている俺にはまるで気づこうともしない

その有様をただじっと見つめている俺は、だんだんむなしく物悲しくなってきた。

日が暮れて暗くなると、羊娘たちは部屋のベッドの中に勝手にもぐりこんで、二人で抱き合ったままメェメェ泣いては、

相も変わらずスーハースーハースーハースーハーと繰り返してばかり。

俺が寝るはずだったベッドはもう完全に、死にたくても死ねない羊娘のカップルの、たった二人だけの小宇宙。

自分の居場所を奪われてしまった俺はすっかり泣けてきてしまい、

もうどうしようもなく悲しい気持ちで星のホテルから出て行った。



 ────以上はおととい、東京・池袋にある東京芸術劇場内のシアターウェストで観劇した寺山修司の芝居、青蛾館公演『星の王子さま』を観た後で、心中にモクモクと湧き出してきた妄想。  

Posted by 岩崎綾之 at 17:48Comments(0)演劇

2014年02月14日

大雪の日に池袋に来ました

先週に続き、関東地方では今日・明日と大雪らしいです。
そんな日なのに、私は東京の池袋に来ちゃいました。
東京芸術劇場で寺山修司作『宝島』の公演があって、夜7時の回のチケットを予約しちゃったんで、無理して茨城から来ちゃいました。
果たして帰りの電車は動いているんでしょうか? 先週のように大雪でストップするかもしれませんけど、今回の大雪は途中から霙に変わりそうなんで楽観しています。それでも電車が止まったら? そん時は池袋のネットカフェにお泊りです。今もこうして池袋のネットカフェからネットにアクセスしてるわけですが。とりあえずここに来る前には東京芸術劇場に寄ってきました。




ガラス張りの屋根のほうからザアザアと水の流れる音がするんで、雪が雨に変わったのかなと思って見上げると、ガラスの屋根の斜面を水がザアザア流れてます。わざわざ水を屋根まで汲み上げて流して、降り積もる雪を溶かしているみたいです。すごい手間かけてますね。でも停電になったら大変そうですね。この前みたいな大雪になったら雪の重みでガラスの屋根が破れてしまいそうだ。
外を歩くには雪がうっとうしいので、もっぱら地下道をつたってコーヒー屋さんに行ったりとか、東京芸術劇場の周辺をぶらぶらしています。夕方になったらサイゼリヤにごはんを食べにいこう。


  

Posted by 岩崎綾之 at 14:42Comments(0)演劇

2013年12月13日

演劇活動再開!?

 今日は13日の金曜日。ま、いいか。
 2年前の今頃は『夏の夜の夢』の稽古でてんやわんやの毎日だったはずだ。で、あれから2年過ぎた今年はどうかというと、水戸の某ドラマスタジオのオーディションにめでたく落っこちて、同じく水戸の某プロデュース公演のオーディションにもめでたく落っこちて。おかげでこの頃はチケットノルマにも水戸まで行き来する交通費の捻出にも頭を悩ませることなく、観劇三昧の日々。それにしても2年前に受かっちまった『夏の夜の夢』のオーディションはいったい何だったのだろう? 今、考えると「運命のいたずら」でなければ「何かの間違い」のような気もしてくるんだが(笑)。
 で、最近では毎月のように東京の阿佐ヶ谷とか高円寺とか下北沢とか新宿とか浅草とかに通って、月に2~3本は芝居を見ている。その関係で東京のいろんな劇団から公演案内のメールをいただくようになって、そのうちのひとつにワークショップへのお誘いが混じっていた。東京の小さな劇団で、来年1月に鈴木メソッドに基づくワークショップをやるとかで、それが正月明けから毎週金曜日。鈴木メソッドには前々から興味があったので申し込んでみた。あと1月から2月にかけて、つくば市から土浦市に拠点を移した某劇団が、土浦のアトリエで太宰治祭り──正確に言うと、太宰治の作品をテーマにした演劇を連続上演する企画をやる。当然ながら初日乾杯とか打ち上げとかでお客さんも交えた飲み会も開かれるだろうから、これは絶対観に行く。同じく某劇団のアトリエでは来年2月、以前よりお世話になっていて今でも劇場で顔を合わせるたびに「何しに来たんだよ!」とやさしく声をかけてくれる某Kさんの演出で泉鏡花の『天守物語』を上演する予定で、こちらも初日乾杯とかで飲み会になるだろうから、これも絶対に見に行く。
 それから後のことは──まあ、ぼちぼち考えていこう。

 んじゃ、今日も東京に芝居を観に行くぞ。場所は東京の吉祥寺だ。


  

Posted by 岩崎綾之 at 10:47Comments(0)演劇

2013年03月23日

マダム・エドワルダすげぇ

はぁ~何ですかこれはぁ~。すごいの見ちゃったよ~。

http://madame-edwarda.com/

そもそものきっかけは、演劇つながりで1枚のチラシを受け取ったことだった。それがこの『マダム・エドワルダ』。気晴らしもかねて、わざわざ東京の阿佐ヶ谷まで出かけて観に行ったんだが、ん~何というか。知人の勧めるレストランにためしに入ってみたら、いきなり目の前に女体盛りを出されちゃったような、そんな気分。でも女体盛り、おいしゅうございました。残さず全部いただきました。またご馳走させてください。書きたいことはいろいろあるけど、ヤバいネタばかりなんで、これ以上は自主規制させていただきます。でも原作者のバタイユって、フランスの文化人だってことは以前にどこかで読んでそれとなく知っていたけど、改めていろいろ調べてみたら‥‥あ、そういう人だったんですね。納得しました。  

Posted by 岩崎綾之 at 18:41Comments(0)演劇

2012年02月10日

公演告知 「夏の夜の夢」2週目突入

指物師スナッグとライオンの役で出演している「夏の夜の夢」ですが、無事に第一週目を終えました。

今日より第二週目の公演が始まります。

2月10日から2月12日までの金土日、水戸芸術館での上演です。

詳しくはこちらのサイトをご覧ください。

http://arttowermito.or.jp/theatre/theatre02.html?id=180  

Posted by 岩崎綾之 at 08:51Comments(0)演劇

2012年01月31日

公演告知

今年は年明けからいろいろあって。

正月明けに怪我して救急車で病院に運ばれたり。

つい先週の金曜日には実父が亡くなったり。

明日にはその葬儀を控えていたりして。

それですっかり告知が公演ギリギリになってしまいましたが。




2月3日から2月12日の金土日、水戸芸術館で上演される「夏の夜の夢」に出演します。

指物師スナッグの役です。

詳しくはこちらのサイトをご覧ください。

http://arttowermito.or.jp/theatre/theatre02.html?id=180  

Posted by 岩崎綾之 at 11:27Comments(0)演劇

2011年12月30日

オーディション受かっちゃったよ その2

 年末で仕事がなくてヒマになった。だからこうしてブログの日記なんぞをつけている。
 で、先日、ちょっとした用事があって水戸に行ったら、ン十年くらい年の離れてる知人とばったり出会っちまって、出会った途端に言われた言葉が
「綾之さん、心配してたんですよ~。ちゃんと食べてるんですか~?」
 ん~、ブログにろくでもないことばかり書いてるせいか、なんか自分で思ってるよりも周りに心配されてるようだ。で、次に言われたのが、
「ブログの続き、書いてくださいね」。
 はぁ~? 水戸でも読まれちゃってるんだ。ま、オーディション受かったあの劇に関しては、既にその筋からの正式発表があって、チラシも配られ始めたみたいだけど、とりあえずこのブログでの告知は来年までお預けということにしておこう。

 んじゃ、話の続きだ。

 オーディションの不合格通知をお気楽に待っていたのに、届いたのはまさかの合格通知。はぁ~!? 何でこうなるのよ!? ちょっと、想定外だよコレ!!
 思えばあの時点で、出演断るって選択肢もあったんだよな。でも、流石にそんな気は起きなかった。せっかく受かったんだし、こんな滅多になさそうなチャンスを逃すことは無いと思った。
 しかし1つ、大問題が。当時のオレは東京の某所で派遣の3K労働やっていた。長い失業生活の末に見つけた仕事だっだが、その仕事を続けていたのでは芝居の練習時間が圧倒的に足りなくなる。こりゃもう転職するしかない。それも練習の始まる12月までに。合格通知が届いたのが10月の初めだったから、残された期間は約2ヶ月しかない。ひぇ~!!
 とはいっても、1年半近く続けていた3K労働もそろそろ辞める潮時かと思って、9月くらいから再就職活動を始めてはいた。とりあえず地元の工場の夜勤の仕事がお手頃だと思い、求人情報誌で手頃そうなのを見つけては応募して、派遣会社の面接会場にも足を運んだりした。ところがこれがことごとく不採用。焦りながらも求職活動を続けていたある日、たまたま新聞に折り込まれていた求人チラシを手に取ったら、お手頃そうな仕事が目に入った。警備の仕事だ。事務所は家からも楽に通える千葉県某市。とりあえず面接受けるだけでも受けてみようと思ってアポを取り、事務所に行って面接受けたら、最後に面接官からこう言われた。
「それじゃ、明日から来てくれるか?」
 はぁ~!? こんなに簡単に決まっちゃっていいの?
「すみません、今週は前の仕事の予定があるので」
 と、その場では断りを入れて、その週のうちにバタバタとせわしく手続きを終えて、週末に退職。翌週からは新しい仕事に入った。それが11月上旬の話だ。
 以来、オレは警備の仕事を続けながら、なるべく仕事の休みを多く取るようにして、劇の練習を続けていたが、年末年始になって仕事も演劇も小休止。振り返ってみると、すげぇ変わりようだよな、オレの生活。

 あ、そういえば。いつぞや観た映画『ブラック・スワン』、あれもヒロインが絶対受かるはずがないと思っていたオーディションに受かっちまう話だったよな。んで、それが惨劇の幕開けだったと。わはははははははは!!  

Posted by 岩崎綾之 at 16:10Comments(0)演劇

2011年12月21日

オーディション受かっちゃったよ その1

オレはこんなところでいったい何をやっているんだろう?

気がついたら転職して。
気がついたら水戸で芝居の練習が始まって。
気がついたら水戸と土浦と龍ヶ崎の稽古場で、3つの芝居を掛け持ちで練習していて。
気がついたらバリリー座とジ・アンラッキー・ボーイズのクリスマス公演が終わっていて。
気がついたらもうすぐクリスマス、
気がついたらもうすぐ新年。

そいえば某日、水戸の某・芸術館に行った時、芸術館の主とばったり出会っちまって、
「あんた、よく生きてたね~」
って、しみじみした口調で言われちまったもんだから、思わず、
「自分でも生きてるのが不思議なんですよ」
って、答えちまったよ。いやでもあのお方と顔合わせるのって、ほんっとに久々だったし。思えば3月11日の大地震が起きてから、一度も会ってなかったもんな~。

んで、オレは今、ネットカフェにこもってパソコンと向き合ってるわけだけど、とりあえずあのことを書いておくかい。

実は去る9月の某日、オレは某所でオーディションを受けてきた。以前からオレが世話になってる演劇関係のところで、劇の中味は演劇好きなら誰でも知っているであろう古典劇。演出担当は東京の演劇界で活躍するベテランだとかで、前情報では難易度が高そうな感じだった。

でも、最初から諦めてしまうのも癪だったし、ダメでモトモト、受かればラッキーってな感じでオーディションの会場へ行ってみた。オレは夕方の時間を指定されていたが、会場には応募者が30人くらい集まっていて、聞けば他にも30人くらいが応募してきて、そちらの審査を昼間のうちにやったとか。そのうち採用になるのは10人くらいだとかで、以前に同じ舞台に立ったベテランの役者もぞろぞろ参加していたし、こりゃもう競争率が高くて合格は無理だろうとさっさと諦めた。まあオーディション自体はプチ演劇学校みたいな感じで、踊ったり、課題にそって演技をしたり、終始楽しいムードで続いたし。演劇経験の少ない応募者も少なからずいたこともあって、主催者の方でも「合否は別として、楽しい時間を過ごしていただければ嬉しいです」みたいなことを言っていたし。

それでオーディションが終わった後も、オレはお気楽に不合格の通知が来るのを待っていたわけだ。

ところが後日、オーディションの主催者から郵便物が届いた。
何だこりゃ? 不合格通知にしては、やたらでかくて中味のありそうな封筒だな?
そう思って開けてみたら、入っていたのは通知書ほか数枚の書類。通知書にはこんなふうに書いてあった。



 ──審査の結果、出演をお願いしたく──




 うわ大変だぁーっ!!!!(その2へ続く)  

Posted by 岩崎綾之 at 23:35Comments(3)演劇

2011年11月19日

レビュー書きました

☆携帯からアクセス中

ついこの前の11月13日、知人に勧められて、東京の下北沢にある小劇場で芝居を観てきました。劇団モナカ興行による『43』というタイトルの芝居です。

実験的な芝居だそうで、ずいぶん変わった芝居でした。

芝居を観た観客によるレビューが、以下のサイトに掲載されています。その中に私の書いたレビューもあるので、興味ある方は読んでみてください。

http://www.wonderlands.jp/archives/19353/

本名で載っちゃってるけど、ま、いいか。  

Posted by 岩崎綾之 at 16:12Comments(2)演劇

2011年02月08日

観劇『ライフ・イン・ザ・シアター』at水戸芸術館


 去る2月6日、水戸まで行って観劇した『ライフ・イン・ザ・シアター』のことを書こう。
 この劇のテーマは役者人生。しかも舞台に立つ役者はたったの2人。まあ、役者の着替えを手伝ったり、道具を運んだりする劇場スタッフも何人か舞台の上に姿を見せるのだけれど、役者として演技を見せるのは実質的に2人だ。シナリオを書いたのはアメリカの劇作家、ディヴィッド・マメット。1976年のシカゴが初演で、日本では1997年に東京で上演されているけれど、水戸で上演するのは初めてらしい。
 上演時間は約2時間。その長い時間をたった2人の役者で持たせてしまうのだから凄い。役者がたった2人の劇だと知って、観ていて退屈するかもしれないと最初は思っていたけれど、全然そんなことはなかった。テンポが良くて、場面の切り替えが何度も何度もあって、あれよあれよという間に話が進んでいく。パンフレットによると場の数は26場。役者2人が控え室で着替えていたと思ったら、次の瞬間には観客の前に立っていて、その次の瞬間には着替え室に戻ってセリフの稽古をしていたり、またまた次の瞬間には劇場から出ていきながら「これから飲みに行こうぜ~」なんて話をしている。
 いやまさに光陰矢のごとし、というか。舞台の表と裏を駆け巡る役者人生を見事に表しているというか‥‥。
 実は私、水戸演劇学校の卒業公演やリージョナルシアターの公演に参加して、水戸芸術館の舞台にも発った経験があるんで、あの世界の雰囲気を肌で感じていた時期がある。だからこの芝居を観て、舞台で演じられていることをあまりにもリアルに感じすぎてしまい、なんだか気恥ずかしいような妙な気分になった。ことに男性控え室の野郎臭い雰囲気が良く出ていたとは思ったけど、年老いてまるで元気なさそうな爺さんの役をやったロバートが控え室に戻ってくるなり、「この毛布もっとよく洗っとけ! 体育館みたいな臭いだぞ!」って怒鳴るシーン、うわ~あのセリフ、オレ的にハマりすぎだよ。あるんだよな~ああいうことって。
 あと面白いと思ったのは、セットの凝り方。設定上、役者が客席側に背中を向けて演技をすることが多いせいか、舞台の背景が鏡張りになっている。客席に背中を向けても役者の顔は鏡に映るから、客席からは鏡を通して表側から舞台を観ることが出来る。また鏡に映る暗い客席を、空っぽの客席に見立てて役者が芝居をしたりする。特に救命ボートで海をさすらうシーン、舞台の表と裏がよく分かる見せ方で、見事だった。
 舞台の後半からは俳優として上り坂の人生を歩んでいくジョンと、年老いて人生下り坂になっていくロバートの対比が際立って、シリアスな雰囲気になっていく。でも、ラストは意外とあっけなかった。「え、これで終わりなの?」という感じがした。2人の物語はまだまだ続いていくのだけれど、区切りのいいところで「はい、おしまい」という、ラストらしからぬラスト。ラストで大いに盛り上がる芝居を見慣れてきた目からは、シラッとした感じがするけれど、私としてはあのラストの雰囲気が、最後の公演を終えて舞台の熱狂が冷めた後に残るシラッとした雰囲気を連想させて、いい味を出しているようにも思えた。あれも役者人生の一コマ。  

Posted by 岩崎綾之 at 06:45Comments(0)演劇

2010年11月12日

『ドン・キホーテ』の公演を振り返って

 かなり時間が過ぎてしまったけれど、『ドン・キホーテ』の公演のことを書いておこう。公演の楽日から10日とちょっとしか過ぎてないけど、個人的には「あっという間に終わってしまった」という気分だ。長々と思い出にひたることもなく、打ち上げの翌日は半日寝込んで、夜になったらまた以前と同じように深夜のお仕事に出勤。いつもと同じような繰り返しの毎日が始まってしまうと、水戸芸術館の舞台に立った高揚感もゴチャゴチャした日常の中に紛れ込んで、あまり思い出すことも無くなってしまった。
 でも時間のある時には、少しずつ思い出しながら書いておこう。
 今の私の心境としては、これで一つまた一つの通過点を通り過ぎたという気持ちだ。
 これは水戸演劇学校の講師、長谷川さんが言っていたことだけれど、芝居を続けるということは長い旅の中で一里塚を一つまた一つと越えていくことに似ている。あるいは岩登りで、岩肌に楔(くさび)を一つまた一つと打ち込んでいくことに似ているという。私もその通りだと思う。
 水戸に通い続ける間、舞台が終わると寂しくなるという仲間の声をよく聞いたし、楽日の日は初日と中日の公演とはうってかわって寂寥感のようなものが漂っていた。が、私はその寂寥感を心地よくも感じていた。馴れてしまえばそれも悪くはない。
 そもそも私は寂しいという感傷的な気分に浸るのは得意じゃないし、たとえそうなりそうな時があったとしても、できるだけ感傷的にならないように努める。寂しいなんて思う暇があるなら、次の一里塚、次の楔をどこにするか、それを探すことに集中しろと。いつもそんな考えでいる。
 さて、次はどこを目指そうか? 次に越えるべき一里塚は? 次に楔を打ち込むべき場所は? さしあたって年末年始までは、演劇に関しては大きな山を越えることもなく、ゆったりしたペースで進むことになりそうだ。おっと、12月25日のクリスマスにはバリリー座と地元劇団の合同公演があったか。土浦の小さな会場を借りてやる公演だ。あと11月から12月にかけては土浦と水戸で、地元劇団の公演が色々と催されるので、しばらくは観劇であちこち飛び回ることになりそう。12月には劇団SCOTの公演が東京であので観に行きたいのだけれど、こっちは入場料が5千円と結構なお値段。お金、大丈夫かな?
 そう言えば、『ドン・キホーテ』に関わってきた2ヶ月の間に、一つの変わった出来事があった。私の住んでいるアパートの隣には空き家があり、長いこと放置されていた。空き家の敷地内にはプラタナスの大きな木が生えていて、夏場には虫に食われたりしたけれど、風が吹くと葉と葉が擦れあってサワサワと音を立てる。2階のベランダから眺めると、そこにあるのは寂れた景色だったけれど、私はずっとその景色に馴染んでいた。
 ところが公演も近づいた某日。突然に解体業者がやってきて、重機を使って空き家を取り壊してしまった。プラタナスの木も切られてしまい、公演の頃には更地になってしまった。今、ベランダから見えるのはほとんど草も生えていないのっぺりした更地と、その向こう側の人家、そしてさらに向こう側の森だ。見晴らしはよくなったが殺風景になってしまった景色。しかし、さほど遠くない場所に見える森は、午後になると柔らかな日差しが当たって、風光明媚とはいかないまでもそれなりに美しい。
 部屋から見える景色が変わったことも、人生の一つの節目かも?  

Posted by 岩崎綾之 at 20:35Comments(2)演劇

2010年10月15日

10月9日の日記~キミトジャグジー公演「リライト」観劇

 お仕事でトラブル発生。派遣社員でやってる本業でじゃなくて、ちまちまお小遣い稼いでる副業のほうだけど、状況ヤバいので法的に動くことにけてーい! これからお医者さんの診断書もらったり内容証明郵便書いたりと手間が増えそーだ。

 ストレスのせいか、なんか記憶があちこちぶっ飛び始めたっぽいけど、リハビリのつもりで日記つけておこうっと。

10月9日
 今日はキミトジャグジーの公演日、『リライト』って劇を上演するんだけど、まともに交通費払ったらそもチケット代も給料日までの食費も確実にぶっ飛ぶんで、水戸まで自転車で行くことに決めていたら、今日は本降りの雨かよ‥‥。もとから気分低調だしもうこのまま寝てよーかというくらいげんなりしたけど、
「たたが雨じゃねぇか!」
と思い直して、自転車で走り始めたらひでぇ目に遭った。水戸まで5時間半かけて走ったらレインコートに雨が染み込んでずぶ濡れと変わんねぇ。仕方ねぇから濡れた服のまんまで芝居観たよ。
 んで、肝心の芝居の話だ。キミトジャグジー第12回公演「リライト」。
 ヒロインはオタッキーな科学者が大切にしていたアンドロイドの女の子で~す。
 あ、どっかで見たよな聞いたような設定。これって去年の水戸演劇フェスティバルでも上演された『ココロ』とかぶってないかい? ほら『ココロ』だよ『ココロ』。いかにもオタク受け狙ってますってか、オタクの心を虜にしますってか、オタクのお客さんぜひぜひ観に来てくださいなって感じでPRしてたあのお芝居だよ。実わオレ、『ココロ』をムチャクチャ観たかったんだよ~!! ポスターやフライヤーに描かれてた、リボンつけたミニスカの女の子に、くらぁ~~~~~っ、ときちまってさ~。
 んだけど、チケット買いに行った時には全部売り切れてやんの。
「ぢぐじょーっ!! 買い占めたのはどこのオタク野郎だよっ!!」(自分はどうなんだ?)
「ざけんじゃねぇーっ!! オレをココロちゃんに会わせろーっ!!」
 あの時はマジ、心で叫んじまったよ。あれはちょうど、オレが去年の水戸演劇学校に通っていた時のことだ。で、舞台のココロちゃんと会えなかったオレは、「ココロちゃんに会いたいよ~!」と心の中で叫びながら、相変わらずリハーサル室でゴリラみたいなのと顔突き合わせて‥‥あ、いいえ、何でもないです。真面目にお稽古してましたです。
 で、『ココロ』と同じくアンドロイドの女の子をウリにしちゃってるみたいな『リライト』だけど、フライヤーに描かれてんのはケムール人がスカートはいたような人間モドキみたいなよく分かんないキャラ。なんなんじゃこりゃ~? こういうのとはあまりお近づきになりたくないな~とか思いつつも、オレは会場へ足を運んだわけだ。
 で、物語の導入部、アンドロイドの女の子が登場したシーンで思っちまった。
「なんかこのストーリー、『ココロ』にケンカ売ってないか?」
 ネタがネタなんだよ、「ショートケーキが好き」辺りはいいとしても、アンドロイドの魔改造で特殊機能付けちゃうとかおいおい客席の最前列じゃ小学生が観てるんだぞ親子連れで2人も来てるんだぞ等身大フィギュアなんて言葉使うなようわスカートに露骨に手を手を伸ばしてめくったりすんなよ~小学生が真似したらどうすんだよオタクになってフィギュア集めちゃったりしちゃったらどうすんだよ~。ってかこんなにどっさりシモネタ持ち込んじゃってやっぱりココロにケンカ売ってんのかな~これ? そのうち「ココロシステムがどうのこうの」なんてセリフまで飛び出してきて、
「や~っぱりこのストーリー、『ココロ』にケンカ売ってないか?」
 と、思ってたら。

 ‥‥あ、アンドロイドの女の子に心が吹き込まれた。

 その瞬間、世界がぶっ飛んだ。
 全てが真っ白になった。
 一生消えない思い出をありがとう。ありがとう。ありがとう。

 ぶはははははははははははははははっ!! 大爆笑だよ大爆笑。こりゃ、ココロにケンカ売ってるなんてもんじゃねぇ、ココロをぶん殴ってケリ入れてヤキ入れちゃってスマキにして川に放り込んじゃうような、超ぶっ飛びすぎな展開、うわ何とかしてくれぇ笑いが止まらねぇ、あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!。
 今でもあの場面を思い出すと、心が真っ白にホワイトアウトします。

 ここはどこ? わたしはだれ?

 あ~何がなんだかよく分かんなくなってきてしまいました、カキコしてる本人も何書いてるんだかよく分かりません。脳ミソ暴走してるっぽいです、最近ストレスたまりまくりなもんでなおさらっぽいですね~。お脳をメルトダウン‥‥じゃねぇ、クールダウンします。

 あ、でも。これ読んでキミトジャグジーにちょっとでも関心を持ってくれた人のために書いておきますが。
 前半のおバカっぷりとはうって変わって、後半の展開はシリアスなタッチで魅せてくれます。
 特にラストシーンへと至る最後の数分間の印象は強烈です。
 アンドロイドの女の子の最後のセリフ、じ~んときました。
 これからも時々、あの最後のシーンを思い出して、切ない気持ちになるんじゃないかと思います。
 正直言って、どうしたらこんな凄いストーリーが作れるんだと思いました。

 もしかするとこれからも、再演することがあるかもしれませんので、「観てもいいかな?」と興味を持たれた方は是非、観に行ってみてください。オススメです。

 オレ的には、「ココロは観られなかったけどリライト観られたからよかったよかった~☆」みたいな。いや本気でそう思ってます。でもやっぱり『ココロ』も観たいかな~。  

Posted by 岩崎綾之 at 20:54Comments(2)演劇

2010年07月26日

怪しい芝居が来ますたですよ~観劇『蛇姫様』

実はこれ、千秋楽からもう1週間過ぎちゃった劇の話を思い出しながら書いてます。

7月某日、観に行ったのが劇団唐ゼミの公演で、演目が『蛇姫様 ─わが心の奈蛇』。
へぇ~蛇姫様だってさ。劇の名前からしてなんか怪しい。
で、会場は浅草花屋敷の裏側で、駐車場に張ったテントの芝居小屋建ててやるという‥‥。

テントでやる芝居なら水戸で観た唐組の芝居がそうだったし、新宿梁山泊の芝居もそうだったし。

でも、いざ現場に行ってみて足がすくんじゃったよ。





‥‥な、なにこれ?

そりゃ、この芝居って唐十郎が1970年代に脚本書いた芝居だけどさ。
この芝居小屋って見るからに70年代の風物、怪しい見世物小屋そのものじゃん?
『蛇姫様』ってでっかい文字で、これ見よがしにでかでかと看板出してるし。
おまけに入り口の真上にはケバく彩色した怪しいマネキンのっけちゃってるし。
芝居小屋の周りにはケバすぎ天然色衣装着た厚化粧のねーちゃん達が徘徊しちゃってるし。‥‥え!? 出演者の皆さんですか?
これって日常の風景の中に侵入してきた非日常。
ご近所の人らしき通りすがりのおばちゃんが、
「何でここにこんなものが?」
って雰囲気で立ち止まっちゃってるし。

‥‥お、俺、何でこんなところに来ちゃったの?

‥‥こんな芝居小屋に一歩足を踏み入れたら、俺まで怪しい人達のお仲間になっちゃうじゃん?

そう思って、思わず足がすくんじゃったよ。

あ~でもさ、結局、勇気を振り絞って当日券買って、入っちゃったよテントの中に。
すごいね~、テントの中は人でぎっしり。おまけに後から後からお客さんが入ってくるし。
この暑い最中、こんな怪しい芝居を観に来るなんて、なんて物好きな人間がたくさんいるんだ東京は。

あ、俺は茨城から来てますけどね。

さて肝心の芝居の中味だけど、さすが唐十郎というか。70年代の唐十郎はとっても過激だったんだね~。折りしも70年安保とか学生運動が盛り上がっていた熱い70年代、唐十郎も怪しい芝居をゲリラ上演する危険人物として当局からマークされていたらしく、芝居小屋を機動隊に囲まれながら芝居をやったというエピソードを知っているけど‥‥この内容じゃ、機動隊に囲まれちゃっても不思議はないよ、うんうん。と、納得したりする。だってさぁ~、
「こりゃ差別語だろ?」
とか、
「これ放送禁止用語だろ?」
とか、
「こんなモン舞台の上に乗っけて見せちゃっていいの?」
とかいうシーンがぞ~ろぞろ出てくるし。だって舞台の上でケバい姉ちゃんがドス振り回すわ(模造刀だけど)血が出るわ(血糊だけど)、おまけに天下のNHKまでネタにしちゃってるし。

こんな芝居、絶対にテレビ放映は無理だぁーっ!!!!

うん、それだけは言える。

でも俺的には大満足。

観て良かったよ。

いや当時、金に困っててさ~。

この芝居、観に行くかどうか最後まで悩んだけどさ~。

今じゃ人生の宝物をプレゼントされたような気分。

次に再演がある時も、また観に行くかもね。

あと、この手の芝居じゃいつものことだけど、芝居の最初にアナウンスがある。
「水が飛んで来るのでご注意ください。自分の身は自分でお守りください」
以前に見た新宿梁山泊の芝居だって、舞台の上に池作って役者がそこへ飛び込んだりとか、過激なことやってくれちゃってるけどさ。
でも、この芝居に限って言えば、水の飛ばし方がおっそろしく下品だっ!!!!
あ、でもお客さんは笑って観てたようだし。途中で怒って帰っちゃった人もいなかったようだし。

上演時間3時間もの大作だったので、芝居が終わったのは夜の9時過ぎだ。芝居小屋のマネキンが照明の中に浮かびあがっているのを見て、お客さん達が面白がって携帯でパチパチ写真撮ってる。俺も調子に載って、蛇姫様のマネキンちゃんをデジカメで‥‥パチッ。





写真で見てもやっぱり怪しい。
‥‥いいのか、こんなのブログにのっけちゃって。



付け足し。
舞台の写真は唐ゼミのブログに載ってるんで、参考までに。
フラッシュなしの撮影のようで、全体的に暗めの感じだけど、実際に肉眼で観た舞台はもっと明るく感じたね。

http://redg.info/~karazemi/log/
http://www.karazemi.com/  

Posted by 岩崎綾之 at 08:09Comments(1)演劇