2014年01月13日
今、水戸にいるのです
実は昨日から水戸にいるのです。
昨日は演劇仲間の朗読会がありました。
夜勤明けで電車に乗って水戸に着いて、朗読会が終わってから水戸芸術館に立ち寄って。
あのぐにゃぐにゃした形のアートタワーの中に入って。
親切なガイドのお姉さんの案内で展望台まで上って、地上100mからの景色を眺めて。
その後で近場のホテルにチェック・イン。
部屋に入って少し休もうかと思ってベッドに寝っ転がって。
昔のことをあれこれ思い出しながらのんびりしていたらそのまま寝てしまい。
気がついたら深夜0時。
やっちまった~。
それでホテルを出て寒い町中歩き続けて行き付けのアイリッシュパブへ。
なぜかそこのお客さんやマスターと芝居や人生や映画の話で盛り上がってしまい。
ホテルに戻ってきたのが夜中の3時頃。
それから再び寝て、起きて、7時頃に朝ごはん食べて、お風呂に入って。
今、ホテルの部屋でネットにアクセスしてます。
んで。
今日はこれからひたちなか市で行われる某ドラマスタジオの公演を観に行く予定。
んでもまだチケット取れてません。
前売り券は完売でした。
少しばかり当日券があるそうなんで、それを買って見るつもりだけど。
なんか売り切れてそうな気が。
大丈夫かな~?
昨日は演劇仲間の朗読会がありました。
夜勤明けで電車に乗って水戸に着いて、朗読会が終わってから水戸芸術館に立ち寄って。
あのぐにゃぐにゃした形のアートタワーの中に入って。
親切なガイドのお姉さんの案内で展望台まで上って、地上100mからの景色を眺めて。
その後で近場のホテルにチェック・イン。
部屋に入って少し休もうかと思ってベッドに寝っ転がって。
昔のことをあれこれ思い出しながらのんびりしていたらそのまま寝てしまい。
気がついたら深夜0時。
やっちまった~。
それでホテルを出て寒い町中歩き続けて行き付けのアイリッシュパブへ。
なぜかそこのお客さんやマスターと芝居や人生や映画の話で盛り上がってしまい。
ホテルに戻ってきたのが夜中の3時頃。
それから再び寝て、起きて、7時頃に朝ごはん食べて、お風呂に入って。
今、ホテルの部屋でネットにアクセスしてます。
んで。
今日はこれからひたちなか市で行われる某ドラマスタジオの公演を観に行く予定。
んでもまだチケット取れてません。
前売り券は完売でした。
少しばかり当日券があるそうなんで、それを買って見るつもりだけど。
なんか売り切れてそうな気が。
大丈夫かな~?
2011年05月31日
5月29日、水戸へ
去る5月29日、台風の影響で荒れ模様の天気の最中、私が水戸へ出かけたのは、水戸の演劇仲間の芝居を観にいくためだった。
芝居は水戸の町中にある小さな稽古場で、ささやかに行われた。上演時間は1時間足らずの短い芝居だが、3月11日の大震災の後、水戸の演劇活動は久しく中断していたのだし、芝居を観た後にはこれでようやく水戸演劇の復興が始まるのだなと、改まった気持ちになった。
芝居の後、水戸の街中を散策してみた。水戸駅の北側は高台にあるせいか、地震の被害は思ったよりも目立たない。懐かしい水戸芸術館にも立ち寄ってみたが、以前から告知されていたようにまだ復旧工事中だ。敷地内はひっそりと静まり、人影も見当たらず、空虚な感じがした。
駅の南側を歩いてみると、こちらにはまだ震災の爪跡が生々しく残っている。3月11日から1ヶ月後の4月11日も大きな余震があったそうで、地震の揺れはむしろこちらの方が大きかったとも聞く。この辺りはもともと千波湖が広がっていたのを埋め立てた土地だったらしいが、そのせいで液状化の被害が大きく出たのかもしれない。交差点では地面の沈下で相当な量の水が溜まり、車が派手な水しぶきを跳ね上げて走っている。家の土台だけが沈下せず、回りの地面から浮き上がっていたり、建物と地面の間に隙間が出来てしまった箇所も目立った。歩道の状況も悪く、凹凸が出来て歩きにくい。震災後の補修で取り除かれたとおぼしき石のタイルが、歩道沿いにまだ積み上げられたまま残されている。陰気な天気のせいもあってか、歩くうちに沈痛な気分になってきた。
水戸市役所の近くにはお気に入りのアイリッシュ・パブがあったのだが、久々に飲みに行こうと思って行ってみると店の入居ビルが改装工事中で、店が見当たらない。仕方なく駅近くのサイゼリアで一杯やる。このサイゼリアは水戸演劇学校の打ち上げが行われた店で、私にとっては思い出の場所なのだが、かつて賑やかなパーティーが行われた大部屋は節電で暗く、店もあまり客が入っていない。空虚な気分にひたりながらワインとピザで腹ごしらえしてから、すぐ近くにあるシネコンへ映画を観に行った。
『ブラック・スワン』──水戸で観ようと思っていた映画で、映画が始まるやすごく入れ込んで観てしまった。バレエ界を舞台にした映画だが、やはり舞台芸術ということで自分のやっている演劇にも通じるものがあり、突き放して観られないところがある。クライマックスで披露される、ブラックスワンのダンスは見事で、あのシーンが未だに脳裏に焼きついている。
映画を観た後、またサイゼリアへ行ってワインとパスタで腹ごしらえして、水戸発の上り最終電車で帰宅した。
大震災の後、初めて訪れた水戸。芝居と映画とで高揚感を味わいながらも、現実の街の有様を見て喪失感と空虚感とに襲われ、全体的に気疲れした一日だった。しかし、再生はこの日より始まる。そんな特別な一日だ。
2010年10月25日
ヤバいネタ自粛中
お金がなくて家からネットに入れなくなったんで、家でノートパソに打ち込んだ文章をフラッシュメモリに記録して、ネットカフェに持っていってアップしてまふ。当分、こういうのが続きそうです。
お金がなくても演劇は続けてます。が、日記を読み返してみるとヤバいカキコばっかり。一緒に演劇やってる劇団員の一部にはバレバレになっちゃったみたいだけど、ついこの前も色々あって、こんなのが演出担当の某氏にバレるとなんだか非常にマズ~いことになりそうなので、当分の間、ヤバい系のカキコは自粛させていただきまふ。
その代わり、今、関わっている芝居の本公演が全部終わったら、打ち上げパーティーで全部バラしていいよってことにしてあるんで、お楽しみに。
うわ~ん、打ち上げが怖いよ~!!
お金がなくても演劇は続けてます。が、日記を読み返してみるとヤバいカキコばっかり。一緒に演劇やってる劇団員の一部にはバレバレになっちゃったみたいだけど、ついこの前も色々あって、こんなのが演出担当の某氏にバレるとなんだか非常にマズ~いことになりそうなので、当分の間、ヤバい系のカキコは自粛させていただきまふ。
その代わり、今、関わっている芝居の本公演が全部終わったら、打ち上げパーティーで全部バラしていいよってことにしてあるんで、お楽しみに。
うわ~ん、打ち上げが怖いよ~!!
2010年10月15日
10月10~11日の日記~相変わらず水戸に泊まりです
この日も水戸で稽古があって、次の日も稽古日。
この前の稽古の時は水戸駅近くのマックに泊まったけど、今、家計がヤバい。ちょっとでも金を節約しようと思い、水戸の電波塔の近くに手頃なサークル型のベンチを見つけたんで、試しにそこで寝てみることにした。
だけど今どきのベンチはホームレスの寝転がり防止のためか、座席にでっぱりが多くて座ることは出来ても寝転がりにくい構造になってる。これって挑戦かよ、受けてやろうじゃん。と気張って寝転がってみたら、でっぱりが背中に当たってやっぱり痛い。試しに下にレインコートとか敷いて寝てみたら、少しは寝やすくなったけど、背中に刺激が加わるもんだからなかなか眠れない。ベンチの横を車がびゅんびゅん通り過ぎていく。ここで運転ミスった車がベンチに突っ込んできたら、あの世行きかもな~なんて思っていたら、周りが湿っぽくなって霧が出てきた。上を見ると、夜空に霧の塊がふわ~っと流れている。 辺りの景色もだんだん霧に包まれて、マジであの世に行ったような気分になってくる。
寝づらいベンチなので大通りにあるベンチに移動。座席が平べったくて寝っ転がれるベンチへ移動。さあこれで眠れるかなと思っていたら、だんだん寒くなってくるし、すぐ横の通りを暴走族のバイクがでけぇ音出して通り過ぎるしで、眠れない。
こんな所で何やってんだオレ? 素直にマックで寝ようっと。
そういうわけで結局、今回も駅近くのマックに泊まった。
やべぇぞ、マジで所持金が限界だぞ。次もマックに泊まったら、次の稽古は飲まず食わずでやることになりそうだぞ。
どうすっかな~~~~~~~~~?
考えた末に気がついた。
そうだ、水戸には千波湖があるじゃないか。あそこは公園になってるし、夏場過ぎた今なら蚊も出なさそうだし。
マックを出てから自転車で千波湖の畔を物色してみると、あちこちに手頃なベンチが置いてある。張り出されている注意書きを読んでみると、公園は一部施設を除き24時間利用可能とか書いてある。
あ、そう。んじゃ今度の稽古日はここで寝よっと。
寒くなってきたけど、寝袋に包まれば眠れそうだし。
注意書きには車・バイクの乗り入れ禁止とか、焚き火禁止とか書いてあるけど、寝泊り禁止とか寝袋の持込禁止とかは書いてないし。24時間開放してるなら夜中に立ち入っても文句は言われなさそうだし。
しっかし、ここが東京のど真ん中あたりだったら不況のご時世、公園を24時間開放なんかしていたらホームレスのダンボールハウスとかビニールテントとかがずら~っと並んじゃうぞ。上野公園がそうだったし、この前立ち寄った隅田川の畔の公園にもホームレスの住処が並んでたし。そこへ行くと千波湖の公園、24時間開放しているわりにはホームレスの小屋とかテントとかが全然見当たらないっぽいね~。水戸はまだまだ地域社会の秩序が保たれているってことかな?
そういうわけで次回は千波湖の畔で寝袋に包まって野宿にけてーい。「何処に泊まってるの?」と聞かれたら、「ホテル千波湖です」って答えることにするかい?
あ、でも当日雨降ったらどうすっかな~? ‥‥ま、い~か。その時はその時だ。
この前の稽古の時は水戸駅近くのマックに泊まったけど、今、家計がヤバい。ちょっとでも金を節約しようと思い、水戸の電波塔の近くに手頃なサークル型のベンチを見つけたんで、試しにそこで寝てみることにした。
だけど今どきのベンチはホームレスの寝転がり防止のためか、座席にでっぱりが多くて座ることは出来ても寝転がりにくい構造になってる。これって挑戦かよ、受けてやろうじゃん。と気張って寝転がってみたら、でっぱりが背中に当たってやっぱり痛い。試しに下にレインコートとか敷いて寝てみたら、少しは寝やすくなったけど、背中に刺激が加わるもんだからなかなか眠れない。ベンチの横を車がびゅんびゅん通り過ぎていく。ここで運転ミスった車がベンチに突っ込んできたら、あの世行きかもな~なんて思っていたら、周りが湿っぽくなって霧が出てきた。上を見ると、夜空に霧の塊がふわ~っと流れている。 辺りの景色もだんだん霧に包まれて、マジであの世に行ったような気分になってくる。
寝づらいベンチなので大通りにあるベンチに移動。座席が平べったくて寝っ転がれるベンチへ移動。さあこれで眠れるかなと思っていたら、だんだん寒くなってくるし、すぐ横の通りを暴走族のバイクがでけぇ音出して通り過ぎるしで、眠れない。
こんな所で何やってんだオレ? 素直にマックで寝ようっと。
そういうわけで結局、今回も駅近くのマックに泊まった。
やべぇぞ、マジで所持金が限界だぞ。次もマックに泊まったら、次の稽古は飲まず食わずでやることになりそうだぞ。
どうすっかな~~~~~~~~~?
考えた末に気がついた。
そうだ、水戸には千波湖があるじゃないか。あそこは公園になってるし、夏場過ぎた今なら蚊も出なさそうだし。
マックを出てから自転車で千波湖の畔を物色してみると、あちこちに手頃なベンチが置いてある。張り出されている注意書きを読んでみると、公園は一部施設を除き24時間利用可能とか書いてある。
あ、そう。んじゃ今度の稽古日はここで寝よっと。
寒くなってきたけど、寝袋に包まれば眠れそうだし。
注意書きには車・バイクの乗り入れ禁止とか、焚き火禁止とか書いてあるけど、寝泊り禁止とか寝袋の持込禁止とかは書いてないし。24時間開放してるなら夜中に立ち入っても文句は言われなさそうだし。
しっかし、ここが東京のど真ん中あたりだったら不況のご時世、公園を24時間開放なんかしていたらホームレスのダンボールハウスとかビニールテントとかがずら~っと並んじゃうぞ。上野公園がそうだったし、この前立ち寄った隅田川の畔の公園にもホームレスの住処が並んでたし。そこへ行くと千波湖の公園、24時間開放しているわりにはホームレスの小屋とかテントとかが全然見当たらないっぽいね~。水戸はまだまだ地域社会の秩序が保たれているってことかな?
そういうわけで次回は千波湖の畔で寝袋に包まって野宿にけてーい。「何処に泊まってるの?」と聞かれたら、「ホテル千波湖です」って答えることにするかい?
あ、でも当日雨降ったらどうすっかな~? ‥‥ま、い~か。その時はその時だ。
2009年10月25日
《転載9/21》実は今、水戸にいるのです
20日、日曜日。石岡のおまつりが開催中だし、水戸じゃ劇団・プロフェッショナルファウルの公演があるし、それで今日は石岡に立ち寄ってお祭り見物してから水戸へ来た。自転車で。電車賃浮いた分、東横インに泊まるつもりだったのだが、夜10時半頃に東横インに着いてフロントに申し込んだら‥‥満室だってぇ~!?!?!?
だから前もってネットで予約しときゃよかったんだよ。それにしても、いつもの日曜なら余裕で泊まれるのに。4連休を甘くみたか。
それで、駅前のネットカフェに寄って、部屋の空いてるホテルを探したら、駅の近くにあるお手頃な宿泊料金なのを見つけた。早速、予約を入れてからチェック・インしたけど、いつも泊まってる東横インの泊まり部屋と比べると、部屋狭いし内装古臭いし照明暗いし。うわっ、マジで幽霊出そうな部屋だぁ~!!
いちおう部屋からネットにアクセスできるんで、明日の観劇に備えてプロフェッショナルファウルのサイトをチェック。はぁ~っ!? 21日午後1時からのチケット、完売しちゃってるよ~!! 仕方ないから4時からのチケット予約しようとしたら、予約受付は夜8時までだってぇ!? だから前もって予約入れとけって、俺。マジで明日はどうなるかわかんねぇ~。
だから前もってネットで予約しときゃよかったんだよ。それにしても、いつもの日曜なら余裕で泊まれるのに。4連休を甘くみたか。
それで、駅前のネットカフェに寄って、部屋の空いてるホテルを探したら、駅の近くにあるお手頃な宿泊料金なのを見つけた。早速、予約を入れてからチェック・インしたけど、いつも泊まってる東横インの泊まり部屋と比べると、部屋狭いし内装古臭いし照明暗いし。うわっ、マジで幽霊出そうな部屋だぁ~!!
いちおう部屋からネットにアクセスできるんで、明日の観劇に備えてプロフェッショナルファウルのサイトをチェック。はぁ~っ!? 21日午後1時からのチケット、完売しちゃってるよ~!! 仕方ないから4時からのチケット予約しようとしたら、予約受付は夜8時までだってぇ!? だから前もって予約入れとけって、俺。マジで明日はどうなるかわかんねぇ~。
2009年05月07日
水戸の回天神社
実は5月6日、水戸に立ち寄ったついでに、天狗党の乱で刑死・獄死した水戸烈士の墓があるという回天神社に参拝してきた。
水戸烈士が祭神として祀られているという水戸の護国神社は以前に参拝したけれど、回天神社への参拝は今回が初めて。
回天神社の存在を知ったのは、さる知り合いのおやじから話を聞いてだが、話を聞いてみると護国神社よりも回天神社のほうが本家だって口ぶりなんで、これは一度お参りに行かねばと思っていた。
神社の場所は水戸の市街地からちょっと外れた場所だけど、車の行き交う大通りからちょっと中に引っ込んだ所にひっそりと建っている。
入り口から入ると右手に神社、左手には同じような形をした烈士の墓がずらりと並んでいる。その日は雨がちで天気も悪く、訪れる人といえばたまに散歩中とおぼしき方が1人か2人ほど。
神社に参拝した後、回天館を見学する。
案内人はおらず、入り口には注意書きが書かれていて自由に入れた。 見学者は私1人で外は小雨の降る陰鬱な天気。それほど派手な展示物があるわけでもなく、烈士達の絶筆や年譜といったものが飾り気もなく壁に飾られている。
今は回天館という記念館になっているこの建物、元々は幕末に使われていたニシン蔵だったのだが、天狗党の乱が平定された後には烈士達を幽閉する牢獄として使用されていた。彼らがいかに劣悪な環境に置かれていたかは、以前にも歴史関係の情報をネットで拾っていたので、見学時には色々と予備知識があった。
蔵の中は悪臭立ち込め、僅かな食事しか与えられず、建物から出される時は処刑されるか別の牢獄へ移される時。こうい事を事前に知っていたせいか色々なイメージが呼び起こされ、見学していてすごく重苦しい気分になった。建物の扉の内側には、閉じ込められていた烈士が書いた文字もそのま残っている。
回天館の見学を終えて外に出て、そこではじめて回天神社の裏側に烈士達の慰霊碑が建てられているのに気がついた。説明書きによれば、そもそもはこの慰霊碑が建てられたのが最初で、それが明治の初期の話。
回天神社が建立されたのはそれよりもずっと後で、昭和の後期になってからだという。慰霊碑も神社と同様、2匹の狛犬が守りの役目を果たしているが、慰霊碑の狛犬は神社の狛犬と比べて小柄ながらも、より猛々しい雰囲気を放っている。まだ斬り合いが珍しくなかった時代に造られたものだから、こういう雰囲気を持っているのだなと思った。
慰霊碑に手を合わせて帰ろうとすると、それまでぱらぱらと続いていた小雨が一気に激しさを増す。このタイミングで雨が激しくなるのも不思議だなと思ったが、その雨も神社から大通りに出る頃にはすっかり小ぶりになっていた。
水戸烈士が祭神として祀られているという水戸の護国神社は以前に参拝したけれど、回天神社への参拝は今回が初めて。
回天神社の存在を知ったのは、さる知り合いのおやじから話を聞いてだが、話を聞いてみると護国神社よりも回天神社のほうが本家だって口ぶりなんで、これは一度お参りに行かねばと思っていた。
神社の場所は水戸の市街地からちょっと外れた場所だけど、車の行き交う大通りからちょっと中に引っ込んだ所にひっそりと建っている。
入り口から入ると右手に神社、左手には同じような形をした烈士の墓がずらりと並んでいる。その日は雨がちで天気も悪く、訪れる人といえばたまに散歩中とおぼしき方が1人か2人ほど。
神社に参拝した後、回天館を見学する。
案内人はおらず、入り口には注意書きが書かれていて自由に入れた。 見学者は私1人で外は小雨の降る陰鬱な天気。それほど派手な展示物があるわけでもなく、烈士達の絶筆や年譜といったものが飾り気もなく壁に飾られている。
今は回天館という記念館になっているこの建物、元々は幕末に使われていたニシン蔵だったのだが、天狗党の乱が平定された後には烈士達を幽閉する牢獄として使用されていた。彼らがいかに劣悪な環境に置かれていたかは、以前にも歴史関係の情報をネットで拾っていたので、見学時には色々と予備知識があった。
蔵の中は悪臭立ち込め、僅かな食事しか与えられず、建物から出される時は処刑されるか別の牢獄へ移される時。こうい事を事前に知っていたせいか色々なイメージが呼び起こされ、見学していてすごく重苦しい気分になった。建物の扉の内側には、閉じ込められていた烈士が書いた文字もそのま残っている。
回天館の見学を終えて外に出て、そこではじめて回天神社の裏側に烈士達の慰霊碑が建てられているのに気がついた。説明書きによれば、そもそもはこの慰霊碑が建てられたのが最初で、それが明治の初期の話。
回天神社が建立されたのはそれよりもずっと後で、昭和の後期になってからだという。慰霊碑も神社と同様、2匹の狛犬が守りの役目を果たしているが、慰霊碑の狛犬は神社の狛犬と比べて小柄ながらも、より猛々しい雰囲気を放っている。まだ斬り合いが珍しくなかった時代に造られたものだから、こういう雰囲気を持っているのだなと思った。
慰霊碑に手を合わせて帰ろうとすると、それまでぱらぱらと続いていた小雨が一気に激しさを増す。このタイミングで雨が激しくなるのも不思議だなと思ったが、その雨も神社から大通りに出る頃にはすっかり小ぶりになっていた。
2009年03月24日
先週は水戸に行ってきました
3月21日、なぜか俺が主役やってるバリリー座の旗揚げ公演も無事に終わったことだし。そろそろ先週の日記でもつけとくかい。
で、実は先週の18日、俺は水戸まで行ってきた。
なんでわざわざ水戸かって? 実は、新春に上演された『北京の幽霊』を観にいった水戸芸術館から水戸市民演劇学校の生徒募集の案内が送られたきて、そっちの応募用紙をもらいに行かねばならなかったし。他にも日本画の安田靫彦展を観に行きたかったり、幕末に落命した水戸烈士が祭られている護国神社にお参りに行きたかったり、ついでにこの日は劇団キミトジャグジーの稽古日だと知ってそっちも見学したかったり。とまあ色々あったところへ、たまたまお仕事の方がお休みになったんで、これはラッキーとばかりJRで水戸へ。
水戸駅に着いてから最初に足を運んだのが護国神社。水戸といえば右翼の拠点(え?)だし、その水戸の護国神社っていったら右翼の聖地になってんじゃねーの? なんか恐いな~? ‥‥とか思いつつ、水戸駅から千波湖の沿岸に沿って歩くこと約1時間。は~遠いよ~なんで千波公園はこんなに広いんだよ~。行けども行けども梅の木がずらりずらり。途中、道で白鳥が寝そべってお昼寝してるし、白鳥の糞までやたら落ちてるし。
そのうちでっかい鳥居が見えてきて。え!? ここが護国神社!? 入り口の階段とこでは狛犬が2匹、にらみ効かせてるけど、右翼の街宣車も止まってなければ制服着た右翼もぜんぜん見当たらねー。そりゃそうか、今日は8月15日や天皇誕生日じゃあるまいし、平日の昼間だもん。境内入ってみたらガラガラだね~。お参りに来たおじさんやおばさんがのんびり歩いてるし。
参拝を終えた帰り道、神社の境内にコノハナサクヤヒメをお祭りした小さな神社があるのに気づいて、こっちにもお参りした。なぜか恋の御神籤というのが置いてあって、その説明書きに「お参りすると恋する人に出会えます」とかなんたらかんたら。‥‥ここって護国神社だろ? なんか「俺が国を守る!」なムードとは程遠いなぁ、右翼もさっぱり出て来ないし。
その後、近くにある茨城県近代美術館に向かったのだけれど、途中で水戸黄門様の銅像が立っているのに気がついた。それも身長3mの巨大黄門様。う~ん、テレビで観たのとイマイチお顔が違うような。でも水戸って言ったら黄門様と慶喜様、こればっかりだ。道路の脇にも銅像が立っていたり、やたらと色んな場所で目につくぞ。
美術館で開かれていた安田靫彦展の話もちょっと書いておく。日本の歴史物語に入れ込んで、それを題材に数々の絵を描いた御仁だけあって、展示された作品には源義経公とか織田信長公とか徳川家康公とか剣豪・宮本武蔵とか卑弥呼女王とか歴史上の人物がぞ~ろぞろ。その中には坂上田村麻呂将軍とか 守屋大連とか、歌人・額田王とか戦前は結構に有名だったんだろうけど、今では日頃まるでお目にかからなさそうなお方もいらしたり。日本だけじゃなくて中国の歴史を題材にした絵も色々で、羅浮仙という梅の妖精を描いた絵もあったな。観ているうちにメモを取りたくなったんで、俺がメモ帳とボールペン取り出してせこせこメモってると、近くにいた警備員さんがじろじろ俺のこと見てるじゃないの。え? 俺、なんかマズいことやってるか? 不審者みたいに見られてるみたいだぞ? ‥‥とか思っていたら、警備員さんが声かけてきた。
「あの、ここではボールペンの使用が禁止されていますので」
あ、そういうことだったのね。親切な警備員さん、わざわざ鉛筆まで貸してくれてありがとう。
↓ついでに安田靫彦展へのリンクも貼り付けておくぞ。
http://www.modernart.museum.ibk.ed.jp/exhibition/kikaku/index.html
で、実は先週の18日、俺は水戸まで行ってきた。
なんでわざわざ水戸かって? 実は、新春に上演された『北京の幽霊』を観にいった水戸芸術館から水戸市民演劇学校の生徒募集の案内が送られたきて、そっちの応募用紙をもらいに行かねばならなかったし。他にも日本画の安田靫彦展を観に行きたかったり、幕末に落命した水戸烈士が祭られている護国神社にお参りに行きたかったり、ついでにこの日は劇団キミトジャグジーの稽古日だと知ってそっちも見学したかったり。とまあ色々あったところへ、たまたまお仕事の方がお休みになったんで、これはラッキーとばかりJRで水戸へ。
水戸駅に着いてから最初に足を運んだのが護国神社。水戸といえば右翼の拠点(え?)だし、その水戸の護国神社っていったら右翼の聖地になってんじゃねーの? なんか恐いな~? ‥‥とか思いつつ、水戸駅から千波湖の沿岸に沿って歩くこと約1時間。は~遠いよ~なんで千波公園はこんなに広いんだよ~。行けども行けども梅の木がずらりずらり。途中、道で白鳥が寝そべってお昼寝してるし、白鳥の糞までやたら落ちてるし。
そのうちでっかい鳥居が見えてきて。え!? ここが護国神社!? 入り口の階段とこでは狛犬が2匹、にらみ効かせてるけど、右翼の街宣車も止まってなければ制服着た右翼もぜんぜん見当たらねー。そりゃそうか、今日は8月15日や天皇誕生日じゃあるまいし、平日の昼間だもん。境内入ってみたらガラガラだね~。お参りに来たおじさんやおばさんがのんびり歩いてるし。
参拝を終えた帰り道、神社の境内にコノハナサクヤヒメをお祭りした小さな神社があるのに気づいて、こっちにもお参りした。なぜか恋の御神籤というのが置いてあって、その説明書きに「お参りすると恋する人に出会えます」とかなんたらかんたら。‥‥ここって護国神社だろ? なんか「俺が国を守る!」なムードとは程遠いなぁ、右翼もさっぱり出て来ないし。
その後、近くにある茨城県近代美術館に向かったのだけれど、途中で水戸黄門様の銅像が立っているのに気がついた。それも身長3mの巨大黄門様。う~ん、テレビで観たのとイマイチお顔が違うような。でも水戸って言ったら黄門様と慶喜様、こればっかりだ。道路の脇にも銅像が立っていたり、やたらと色んな場所で目につくぞ。
美術館で開かれていた安田靫彦展の話もちょっと書いておく。日本の歴史物語に入れ込んで、それを題材に数々の絵を描いた御仁だけあって、展示された作品には源義経公とか織田信長公とか徳川家康公とか剣豪・宮本武蔵とか卑弥呼女王とか歴史上の人物がぞ~ろぞろ。その中には坂上田村麻呂将軍とか 守屋大連とか、歌人・額田王とか戦前は結構に有名だったんだろうけど、今では日頃まるでお目にかからなさそうなお方もいらしたり。日本だけじゃなくて中国の歴史を題材にした絵も色々で、羅浮仙という梅の妖精を描いた絵もあったな。観ているうちにメモを取りたくなったんで、俺がメモ帳とボールペン取り出してせこせこメモってると、近くにいた警備員さんがじろじろ俺のこと見てるじゃないの。え? 俺、なんかマズいことやってるか? 不審者みたいに見られてるみたいだぞ? ‥‥とか思っていたら、警備員さんが声かけてきた。
「あの、ここではボールペンの使用が禁止されていますので」
あ、そういうことだったのね。親切な警備員さん、わざわざ鉛筆まで貸してくれてありがとう。
↓ついでに安田靫彦展へのリンクも貼り付けておくぞ。
http://www.modernart.museum.ibk.ed.jp/exhibition/kikaku/index.html