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プロフィール
岩崎綾之
つくば市茎崎在住の社会人。普段の仕事は地元での工場勤務。請負社員やってます。副業としてノベルゲームの原稿書きのアルバイトもやっているけれど、小説形式のRPGというマイナーなジャンルなので知名度はイマイチ。仕事休みの日は映画を観に行ったりカラオケに行ったりすることが多かったけれど、2007年秋から地元の在日難民支援NPOの活動に関わるようになり、今ではそっちの会報の原稿を書いたりすることもあり。2008年10月よりどういうわけか劇団バリリー座に参加し、人手不足から役者を務める羽目に。それがこのブログを立ち上げたそもそものきっかけ。

2008年12月28日

ギャングとロックのアイルランド

アイルランドといえば‥‥。
緑の島、素朴なケルトの民、妖精の伝説、他に何かあったか? ああそうだ、アイリッシュ・ウイスキーがあったか。
でもアイルランドといえば‥‥。
イギリス野郎に苦しめ続けられてきた800年以上にも渡る苦難の歴史、1800年代のジャガイモ飢饉での大量餓死者とそれに続く大量移民で激減した人口、産業革命期の過酷な搾取労働、血で血を洗うアイルランド独立戦争、そしてイギリスからの独立後も続いた北アイルランド紛争のぐだぐた。
アイルランドを漢字で書けば愛蘭土となるけれど、あの凄まじい歴史を振り返ると哀乱怒とでも書いたほうがしっくりくるような‥‥でもこれじゃまるで暴走族の名前だぞ。

2002年冬に公開された映画で『ギャング・オブ・ニューヨーク』(マーチン・スコセッシ監督)っていうのがあるけれど、これは私のお気に入りの映画の1つ。で、映画の冒頭、南北戦争当時のアメリカで、「俺達が正統なアメリカ人だ」と自認するアメリカ生まれの連中が、後から移民してきたアイルランド人と町中で抗争を始めて、殴るわ蹴るわ噛み付くわナイフで刺すわ。その後もかなり強烈なシーンが連続するんだが、映画に惚れこんだあまりに原作本も買って読んだら、これがまた凄まじい中味。とにかくアイルランド人って聞いて真っ先に連想するのは、アイルランド移民のたどった血みどろ暴力の歴史、そしてイギリス野郎に搾取され弾圧され虐げられてきたアイルランド本国の歴史だ。図書館で調べた資料には、「アイルランドの歴史は貧困と不条理の歴史だ」なんて事が書いてあったな。

そうだアイルランドといえばロックンロールを忘れてはいけない。これ、聖飢魔Ⅱのデーモン小暮について触れた新聞記事で知ったのだけれど、ロックンロールのベースにはアイルランド音楽があるんだってね。確かその記事によれば、ロックで多用される2ビートは、アイルランド音楽から伝わった特徴だとか。ちょっちネットで調べてみたけど、アメリカ大陸に伝わったアイルランド音楽からカントリーミュージックが生まれ、それが黒人奴隷の音楽と融合してロックンロールが誕生したということだ。この辺りのことはもうちょっと調べてみたいね。そうそう、以前に図書館で見つけた本に、『ロック文化が西洋を滅ぼす―脳科学から見た文明論』というのがあった。ちょっち目を通してみただけだけど、色々と参考になりそうだから取り寄せて読んでみるか。

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Posted by 岩崎綾之 at 20:14│Comments(0)アイルランド
 
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